おはようございます。 ChatGPTなどの生成AIを触っていて、2024年のことを未来だと言い張ることがよくあります。この理由について先日しつこく聞いてみたところ、原因は「機能的バイアス」にあるということでした。確率的に一般性を判断するため、それが客観的なロジックを上回ってしまうのです。現在が2025年だといくら強調しても、過去の情報を元に学習したAIにとって、2024年は未来に思えてしまうようです。
Finboard
プリントシール機、いわゆる「プリクラ」。かつては女子高生の放課後の定番だったこのカルチャーは、スマートフォンの普及とともに衰退するかに思われていました。しかし、その流れに抗い、むしろZ世代に向けたアップデートを重ねながら、再び注目を集めている企業があります。
その会社は、東京・渋谷に本社を構えるフリュー。かつてはプリクラの代名詞的存在として市場を牽引し、近年はプリクラ機にとどまらない総合エンタメ企業としての変貌を遂げつつあります。2024年3月期の決算では、新たな「世界観ビジネス」の売上が主力のプリクラ事業を初めて上回りました。
Z世代を主要ターゲットとするマーケティングや商品企画にも定評があります。盛れる写りや遊び体験、可愛いキャラグッズといった要素で若年層の共感を得る一方で、デジタルとリアルを横断。その構想は、体験価値を重視する現代の消費トレンドとも一致しています。
アニコムホールディングス(以下、アニコムHD)は、日本のペット保険市場を切り開き、業界トップの座を守り続けてきました。2000年に創業した同社は、「ペットも家族の一員」と考える人々が増える社会潮流を追い風に成長。業界内のシェアは約半分に迫り、15年連続の首位を維持するなど、他社を寄せ付けない圧倒的な存在感を示しています。
ところが近年、アニコムHDを取り巻く状況に変化が見え始めています。株価は2023年以降低迷を続け、市場からの評価も厳しくなりました。その理由の一つが、ペット保険業界そのものが成熟期に差し掛かり、競争が激化していること。新規参入企業や異業種からの参入も相次ぎ、もはや単なる「成長市場」と言える状況ではなくなっているのです。
こうした逆風の中、アニコムHDは新たな成長戦略を打ち出しています。特に注力するのが、膨大なペット医療データを活用した「予防型サービス」の提供です。保険商品を売るだけでなく、ペットの健康寿命を伸ばすことで付加価値を高めようとする同社の取り組みは、差別化戦略として注目に値します。
2025年4月に始まる「トランプ関税」は、世界中のマーケットや企業に衝撃を与えています。トランプ大統領は前任期中も「アメリカ第一」を掲げてきましたが、今回の動きがさらに過激であることを否定する人はいないでしょう。
米国で工場を稼働させるには高い人件費というハードルがあります。最低賃金引上げの動きもあり、人手に頼った大量生産には限界も見えています。ただ単にサプライチェーンを米国内に「再構築」したとして、単にコストが膨らんでしまうだけなのは、誰の目にも明らかであると言えます。
そこで改めて注目されるのが、産業用ロボットをはじめとするFA(ファクトリーオートメーション)機器です。スマート工場(デジタル技術で高度に自動化された次世代工場)のコンセプトも浸透しつつある中、ベッセント財務長官も「新たに建設される工場は多くがスマート工場になる」と発言しました。
そんな中で注目したいのが、日本を代表するFA機器メーカーであるファナックです。産業用ロボットやNC工作機械向けの制御装置で世界トップクラスのシェアを誇り、米州市場でも圧倒的な存在感を示してきました。一方で、トランプ関税の影響をダイレクトに受ける立ち位置でもあります。
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